2024年 12月 の投稿一覧

婿養子はあって、嫁養子はなぜないのか。

カルガモ夫婦

結婚したら、女性は苗字が変わりますね。いやいや、夫婦のどちらかの名前が変わるのだよ。と言いながらも現代の日本では、大体は女性の苗字が変わります。でもたまに、男の人も変わるじゃんか。あ、婿養子。

そもそも婿養子とは?

婿養子とは、苗字が変わるだけではないのです。結婚相手の女性の家を相続することになります。結婚して、女性の姓を名乗り、女性の両親が養子として手続きすることになります。それが婿養子なのです。基本的には女性の家に財産がある場合にやるのですが、婿養子に入った場合、相続上は実子のように扱われ、女性方の家の財産を相続する権利を持ちます。もちろん、女性の相続分は減るので、家社会において女性の立場は弱くなります。婿入りという言葉もあるそうですが、この場合は女性方の苗字を名乗るだけで、養子にならず相続権はないので、金銭的メリットはありません。

長男の嫁とは?

家長制度があった時代は、家の中では年長者の男性の権力が一番強く、長男が家の財産を一身に受け継ぐことになっていました。ですから長男の嫁はそこそこの地位がありました。しかし現在では、遺言状がない場合、相続財産は実の兄弟で均等に分けられるため、嫁は財産を相続することがありません。長男の嫁であることで、舅、姑の介護をする羽目になり、家内でも立場が弱いということで敬遠されがちになっています。

長男の嫁こそ養子にすべきでは?

もし、長男の嫁が家を支える介護要員とみなされるのであれば、むしろ嫁を養子として迎えるべきではないでしょうか。養子にすることで、法的に家の一員として位置づけられ、財産相続の権利も持つことになります。しかし、現実にはそのような仕組みが採用されることは少なく、長男の嫁は家という仕組みの中で不公平な役割を強いられることが多いように見受けられます。

家という制度は、表向きは自由な選択を許しているように見えますが、その実、多くの歴史的な身分制度を残しています。この不公平な構造がいつか解消されるのか、あるいは今後も形を変えながら存続していくのか、考えさせられるところです。

合格率80%以上の色彩検定UC級は難しいのか?

ラフレシア

色彩検定UC級を受験しました。正直なところ、他の色彩検定を受けた経験がない状態での受験はハードルが高かったように思います。

なぜ色彩検定UC級を選んだのか?

これまで色彩検定を受けなかった理由があります。色には興味があるものの、私の感性は一般的なものと少し違うようで、普通の色彩検定の内容に馴染めないのです。例えば、緑色を見て落ち着くという感覚が分からなかったり、赤が派手というよりむしろ暗く感じたりします。(多分、ちょっと色弱)色に関する知識は面白いけれど、私には少し遠いものでした。そんな中で見つけたのが色彩検定UC級。ウェブアクセシビリティが専門の私にとって、資格としての信頼性を高める良い機会だと思い、挑戦を決めました。

試験勉強

合格率80%以上の試験と言えど、油断は禁物。勉強を始める前にテキストと問題集を購入しましたが、この試験は歴史が浅いため、過去問は2回分程度しかありませんでした。そのため、問題を解きながらテキストを読み進める方法で勉強を進めました。間違えたポイントは重点的に確認し、概要を理解しつつ重要な単語を覚えることに集中しました。特に難しかったのは、色の見え方とL錐体、M錐体、S錐体の関係性です。(多分、LはLong、Mはmiddle、SはShortかな)視覚に関わるこうした要素は専門的で、なぜ色が見えるのかについては、未だ解明されていない部分があることを知りました。

試験当日

試験当日は体調が最悪で、生理痛がひどく、集中するのが精一杯でした。試験時間は60分。配られた問題用紙を見て問題数を確認すると60問以上もありました。1問に1分以上かける余裕はなく、悩んだら適当に答えを記入して次に進む戦略を取りました。それでもギリギリで全問解き終えることができました。

結果は?

試験後、インターネットで結果を確認すると、200点満点中178点で合格していました。合格点は160点なので、十分な点数です。とはいえ、初めての試験でこの点数は、自分としては無難な結果だと感じています。

振り返り

勉強期間は3週間程度、合計約10時間の準備でした。この試験は合格率が高いですが、80%の正答率を求められるため、初学者にはそれ以上の難しさを感じる試験でした。わからない論点が一つでもあると落としてしまう試験だと思うので、テキストは網羅的に理解することが必要です。これからUC級を受験しようと考えている方には、自分に合った学び方を見つけつつ、試験本番ではスピード感を持って臨むことをおすすめします!

色彩検定uc級

https://www.aft.or.jp/uc